【体験談】内見なしの引っ越しで参考にした情報

このブログでは、引っ越しを6回経験し私が内覧なしで引っ越すときにネットで参考にした情報を紹介します。
不動産も守備範囲であるFPとしての視点も交えて書いています。
私の経験では内見よりも周りの住環境を調べることに苦労したので、周辺環境をネットで調べたときに便利だった参考情報を中心に紹介します。

この記事はこんな人にオススメ

・急な転勤で内覧する時間がない人

・土地勘がない場所へ引っ越す予定の人

・引っ越し先の治安が気になる人

こんにちは!ぽこまめ(@poco_mame)です。
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はじめまして!ぽこまめです。
20代の普通のサラリーマンが書いています。
お得な知識はFPの視点で書いているので、ぜひ参考にしてくださいね。

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用途地域を調べる

用途地域という言葉をご存じでしょうか?
簡単な言葉で説明しますと、

用途地域とは

・国が、土地の使い方を指定している地域のことです。

・その使い方には住宅系、商業系、工業系の大きく3種類があります。

・その3種類を、建ててもよい建物の種類や大きさで13つの区分に分けています。

つまり、引っ越し先の用途地域がどの区分であるかをネットで調べることは、内見せずに周辺環境がどのような雰囲気かを知るための参考になります。
「引っ越し先の地名 + 用途地域」でネット検索すると、ほとんどの場合その地域の役所などが情報公開しているページにたどり着きます。

引っ越し先が用途地域の13つの区分のどれに当てはまるかを、引っ越す前によく確認しなければ後悔する可能性があるので要注意です。
その理由として例を挙げてみますと

工業系の用途地域にも住宅は建てられる
→静かに暮らしたい人が騒音に悩まされるかもしれない

住居系の用途地域にも店舗は建てられる
→わざわざ家賃が高い駅近を選ばなくても、駅から離れた家賃が安い場所でもお店があって便利かもしれない



ちなみに私は、あとで説明する住宅系の第一種住居地域に住んでいますが、家の隣には周辺の人が使っているコンビニと商店があります。


私は引っ越し先を探す際に、閑静な住宅街よりも、ほどよく便利だけど繁華街のように騒がしくない場所を探していました。

第一種低層住居専用地域は住環境は良いですが便利なお店などがなく、近隣商業地域は不特定多数の人々が朝から夜まで行き交うような場所が多かったので、それらの間をとって第一種住居地域を中心に引っ越し先を探しました。

ここから下で、その13つの区分について詳しく説明します。

住宅系

住宅系の用途地域には8つの区分があります。
つぎの表の、上の方が静かな住宅街で、下に行くほどお店や交通量が増えて賑やかになります。
一番下の「田園住居地域」は、農業を営む地域が前提となっているため、少し他とは特徴が異なります。

用途地域の区分住宅の例店舗の例
第一種低層住居専用地域一戸建て・低層マンション
(高さ10mまたは12mまで)
50m2以下の店舗
(狭くてコンビニは不可)
第二種低層住居専用地域一戸建て・低層マンション
(高さ10mまたは12mまで)
150m2までの店舗
コンビニなど小さい店舗
第一種中高層住居専用地域一戸建て・大規模マンション
など
500m2以下の店舗
大学・病院など
第二種中高層住居専用地域一戸建て・大規模マンション
など
1500m2以下の店舗
大学・病院など
第一種住居地域一戸建て・大規模マンション
など
3000m2以下の店舗
事務所・ホテルなど
第二種住居地域一戸建て・大規模マンション
など
10000m2以下の店舗
パチンコ・カラオケなど
準住居地域一戸建て・大規模マンション
など
(主に国道や幹線道路沿いに多い)
10000m2以下の店舗
車の修理場・映画館など
田園住居地域一戸建て・低層マンション
など
(主に農業を営む場所に多い)
農産物直売所など
住宅系の用途地域

商業系

商業系の用途地域には2つの区分があります。
近隣商業地域は、静かな住環境よりも、買い物などが便利な引っ越し先を探している人に向いています。

工業系

工業系の用途地域には3つの区分があります。
名前に工業と付いていますが、住宅を建てられる区分もあります。

以上が、13区分の用途地域ついての説明でした。
ぜひ、ご自身の希望に合う用途地域を探してみてくださいね。

周辺の銀行の種類を確認する

駅前に都市銀行の支店があるかどうかは、その周辺地域の人口規模と、経済がどれほど活発であるかを判断するための目安となるそうです。
俗に言う都市銀行とは、「みずほ銀行」「三菱東京UFJ銀行」「三井住友銀行」「りそな銀行」「埼玉りそな銀行」のことです。


Googleマップで引っ越し先の最寄り駅を調べれば都市銀行の支店なら表示されますので、土地勘がなくてもその周辺地域の様子が想像できますね。

私の場合は、同じ市内でも引っ越し先の最寄り駅が聞いたこともない名前の駅でした。
その周辺は活気がない寂しい街なのかと不安に思い、Googleマップでその駅周辺を調べてみると都市銀行の支店があったので少し安心できました。

周辺のお店を確認する

マクドナルドの立地を確認する

マクドナルドは、どの時間帯も年齢層に偏りがない地域に立地する傾向があります。
逆を言うと、お年寄りがとても多い地域や、夜は静まり返る地域などにはマクドナルドが立地しない傾向があるため、周辺環境の目安になります。

私の最寄り駅前にはマクドナルドがあり、確かに昼夜問わず老若男女の客層で賑わっています。
引っ越し先のマクドナルドなら、内覧に行かなくてもGoogleマップなどで探せますね。

コンビニの品揃えを確認する

コンビニの品揃えは周辺住民の客層を反映しているので要チェックです。

私の家の近くにあるコンビニは、幼児向けのお菓子コーナーが比較的広いので、実際に周りのファミリー層の多さを反映しています。

それと対照的な地域では、成人向け雑誌やカップ・紙パックの日本酒などの品揃えが多くなります。

消防署の立地を確認する

僕は学生時代に消防署の隣にあるマンションに住んでいた経験があるのですが、ほぼ毎日、夜間に救急車・消防車が出動してサイレンの音が鳴り響いていました。

個人差がありますが、このような音に慣れることができなければ、また引っ越すことになるかもしれません。
引っ越し先周辺の消防署なら、内見に行かなくてもGoogleマップなどで探せますね。

まとめ

ここまで読んでいただき、ありがとうございました!
内見なしで引っ越し先を探したい人の参考になれば嬉しいです。

物件を見ないで決めるのは不安になるかもしれませんが、ある程度の住環境を知るための参考情報を紹介しました。
急な転勤や、土地勘のない場所への引っ越しであっても、内覧なしでネットだけで調べることができる情報があれば便利ですね。

ぜひ、参考にしてご自身の理想の住環境を探してみてくださいね。

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